ある家族

ストーリーは無し

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家は本屋を営んでいるらしい。
三階建てのなかなか立派な家に住んでいた。
兄弟は多い。

その時僕は三階にいて、フロアでは数人の姉妹達がボードゲームか何かをしながらお喋りをしていた。
姉妹達は美人でもなければ不細工でもない。
芸能人にも似ていないし、クラスメイトにも似ていない。

僕は珈琲でも飲もうと思って階下へと向かった。
降りる途中数人の兄弟に会った。
兄弟達は韓流スターに似ている。

一階に降りると、玄関に本の卸の男が姿勢良く立っており、僕の姿を見付けると「おはようございます」と声をかけてきた。
僕は正直面倒臭いなと思ったが、わざわざ来てもらったのだからないがしろにも出来ない。
すると兄弟の中で一番仕事の出来る妹がひょっこり現れ、「こちらにどうぞおかけ下さい」と卸の男を応接間に案内した。
彼女も顔の造形だけ見れば可愛いとは言い難いが、笑顔がとても好感を持てる顔だ。

僕は台所へ向かった。